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雑談は進化の産物

X:イルカやサルはコミュニケーションができるといわれているけど、人間みたいに話し合っているのかな

B:もちろん彼らも言語を使う。だけど、彼らは一方を呼んだり、注意を促したりすることができるだけで、人間ほど複雑なコミュニケーションはできないんだ。「気をつけて!」とか{ライオンだ!」とかは合図ができるんだけど、「川岸にライオンがいるから、あそこにいる仲間たちに知らせて!」とまでは伝えることはできないんだ。

X:じゃあなんで人間は複雑な文章を作れるの?

B:一番信じられているのは、人間は様々な音を出せることなんだ。人間は様々な音を組み合わせたり削ったりして、合図を送ることができる。第三者の立場にたって話すこともできるからね。

X:他にはどんな説があるの?

B:もうひとつは、社会性を高めるためといわれている。前回でも言ったように、人間は子孫繁栄のために協力しなければならなかったため、情報を共有するようになった。そして、その中で最も活躍するのが、ゴシップだ。

X:雑談だね、みんなよくするよね、タブロイドとかもそうだし、夕刊もその類だなぁ

B:そう、雑談って実は人間が生き残る上で発達した能力なんだ。しかも、雑談の大半は人の不幸なことになりがちだよね。お昼休みに、学生が第一次世界大戦の功罪を赤裸々と語るのをみるかい?

X:いたとしても少数だし、聞いている方もなんだか違和感を感じるのかも。大半の人は雑談しているね

B:雑談をすることで、自分の周りの人間関係を円滑にする働きがあるのかもしれないね。ただ、なぜ雑談の内容が他人の不運な話になりがちなのかは、まだ分からないけど、もしかしたら、他人の不幸自慢をすることで話している仲間たちの結束力みたいなものを高めようとしているのかな